開封率をアップする工夫として、封筒に〝異物″をいれて「何か入っているぞ」と思わせて開封させるという方法があります。
異物の代表的なものが鉛筆です。
本当に効果がありますか?とご質問いただくことがありますが、私は「結局は、DMの商品・オファーによります」とお答えしています。
無難な答え... 確かにそうですが、それ以外お答えのしようがないのです。
効果=DMでのアクション(注文・来店・登録など)です。
開封率アップ=効果ではありません。
比率はともかく、開封率は上がります。結果、売り上げが●%アップした。来店者が●%増えた。などの成功したケースはありますが、やはりDMでのアクションは、案内する商品やサービスが顧客にとって魅力的であるかどうかまたは、にハードルが低いかどうかが重要なのです。
食品売り場の試食のように「試食したから悪いので買おう」的な心理は働きません。
また、当然コストが上がりますので、若干の効果があったとしてもコストと照らし合わせたら、費用対効果はなしということも多々あります。
開封させてDMを見てもらえれば、商品・オファーの良さがスグに伝わるものならば、効果はあるでしょう。
そうでない場合は、特典やオファーのハードルを下げる、2ステップ販促にするなど本筋に力を入れ、鉛筆封入はプラスαで考えた方が良いかと思います。
鉛筆封入は、いわば小手先のテクニックです。
それを十分理解して活用しましょう。