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「封筒の中に鉛筆」で開封率アップ その効果は?

封筒・鉛筆

開封率をアップする工夫として、封筒に〝異物″をいれて「何か入っているぞ」と思わせて開封させるという方法があります。
異物の代表的なものが鉛筆です。

本当に効果がありますか?とご質問いただくことがありますが、私は「結局は、DMの商品・オファーによります」とお答えしています。
無難な答え... 確かにそうですが、それ以外お答えのしようがないのです。

効果=DMでのアクション(注文・来店・登録など)です。
開封率アップ=効果ではありません。

比率はともかく、開封率は上がります。結果、売り上げが●%アップした。来店者が●%増えた。などの成功したケースはありますが、やはりDMでのアクションは、案内する商品やサービスが顧客にとって魅力的であるかどうかまたは、にハードルが低いかどうかが重要なのです。
食品売り場の試食のように「試食したから悪いので買おう」的な心理は働きません。

また、当然コストが上がりますので、若干の効果があったとしてもコストと照らし合わせたら、費用対効果はなしということも多々あります。

開封させてDMを見てもらえれば、商品・オファーの良さがスグに伝わるものならば、効果はあるでしょう。
そうでない場合は、特典やオファーのハードルを下げる、2ステップ販促にするなど本筋に力を入れ、鉛筆封入はプラスαで考えた方が良いかと思います。

鉛筆封入は、いわば小手先のテクニックです。
それを十分理解して活用しましょう。

紙封筒 vs OPP封筒 どちらが開封率が高いか

封筒vs

封書DMの場合、まず第一のハードルは封筒の中身を見てもらえるかどうかです。
中身を見てもらえたらチャンスはありますが、開封されずそのままゴミ箱へ...
それでは、どんないい商品の紹介やオファーの提供であっても反響はありません。

封筒によって、開封率は違います。
特に既存客向けではなく「新規開拓」のDMの場合は大幅に変わってきます。
では、どうすれば開封率が上げられるのでしょうか。

紙封筒 vs OPP封筒で考えてみます。
web上で復数のDMコンサルの方がOPP封筒を勧めています。
理由は、「中身が見えるから」  果たしてそうでしょうか??

ここで、まずは既存客向けと新規開拓と分けて考えなければいけません。
なぜなら、受け取った人にとってそのDMの必要性が全く違うからです。
既存客=●●(DM発送者)からのDMだ。今回はどんな案内なんだろう?
新規開拓=●●?何だ、これは!
DMを手に取った瞬間に感情が大きく違います。

手紙2

【既存客の場合】
OPP封筒でも紙封筒でも大差ないと思います。ただし、キャンペーンによります。
インパクトがある告知だと、OPP封筒で中身を見せて開封させることが有効だと思います。
ただし既存客であっても、休眠客だと変わってきます。OPP封筒はインパクトがありますが、「売り」が強く出てしまいます。
顧客として離れてしまっているお客様を引き戻すのには、売り色を弱めた優しい感じのDM作りが必要ですので、紙封筒の方が有効になると思います。

【新規開拓の場合】
私は紙封筒をお勧めいたします。
なぜならOPPは、「これはDMです!!」と言わんばかりだからです。
もし、あなた宛てに知らない会社から送られてきた郵送物がOPP封筒だったら、どう思われますか?  きっとお客さまも同じ感情でしょう。
また、中身が見えることは、メリットもありますがデメリットも多く「諸刃の剣」なのです。

ただし、個人宛で商品・サービスが興味を持ちやすいものや、いる・いらないの白黒をスグにはっきりさせてもいい場合は、OPP封筒の方が良い場合があります。

また企業宛は、担当者まで届かない場合もあります(これって、重要です)
郵便受けから引き取って「OPP封筒でザ・案内」「宛名がご担当様、●●会社御中」これでは、内容に関わらず〝また変なDMが送られてきたと″いう感じで、事務員さんの判断でゴミ箱直行となる確率が高いからです。

その点、紙封筒は宛名がご担当者様、●●会社御中でも、〝何かの案内かもいしれないので担当者に渡さなければ″と思われます。
また、こちらから資料請求した物かもしれないと思うかもしれません。
重要な第一ハードルがクリアされるのです。

あとは、担当者に開封させるための工夫をすることです。コストはかかりますが、紙封筒に開封させる為のキャッチコピーや特典等を印刷することで開封率はグッと上がります。

※紙封筒に宛名だけ。発送元が分からないシークレット風のDMを作られる方がいますが、私の経験上ほとんどが失敗となりますので、お勧めしません。